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日焼けしたらパーソナルカラーが変わる?プロが徹底解説!

せっかくパーソナルカラー診断をしたのに、日焼けをしたせいでパーソナルカラーが変わってしまうのではと不安になっていませんか?

今回は、夏によく質問をいただく「日焼けをするとパーソナルカラーが変わるのか」について徹底解説します。

監修:清水 充子

【取得資格】

パーソナルカラリスト1級認定講師/トータルカラリスト1級認定講師/色彩診断士/『カラースペース・ワム』パーソナルカラリストスペシャリストコース卒業/日本フラワーデザイナー協会1級(NFD)認定講師/プリザーブドフラワーデザイナー プリザーブドフラワー芸術協会(P.A.A.)1級認定講師/検定指導員

パーソナルカラー別の日焼けの仕方

どのシーズンにも色白の方とある程度の色みを持っていらっしゃる方がいらっしゃいます。
なので、お似合いになる色も1つのシーズンでも明るさが3段階のパターンに分かれます。

それは、それぞれのシーズンのブログに記載の通りですので、ご参照ください。

イエベ春

キュートやプリティなどの軽やかでかわいらしいイメージのスプリング方は、透明感のある色白の方も、小麦色の肌の方もいらっしゃいます。

日焼けした場合、色白の方は赤くなっても冬になればまた元通りの多少の変化にとどまるでしょう。

元々、ある程度の色をお持ちの場合、ベースが黄色なので、文字通り小麦色のお肌に見え元気で活発なイメージが増します。

ブルベ夏

サマーの方も柔らかなピンク色がかった色白の方も、いらっしゃいますが、メラニン色素の多い方は日に焼けた場合、ブルーベースなので、(私達日本人の黄色人種の黄みがかった肌に)青みががった茶色がプラスされたような色味に感じられ、落ち着いた穏やかなイメージになります。

イエベ秋

イエローベースのオータムの方は、陶器のようなお肌をお持ちです。オータムの方は、黄みが4シーズンの中で1番強く感じられるので、日に焼けた場合、スプリンクの方よりはは、少し暗めの茶色になり、ナチュラルでスポーテイなイメージが増します。

ブルベ冬

ウインターの方は、とても白いお肌の方もいらっしゃいますが
髪もメラニン色素が多く真っ黒で毛量も多い方が多いので、お肌のメラニン色素も多い方がいらっしゃいます。

メラニン色素を多くお持ちの方は、ブルーベースなので、サマーの方よりもさらに暗めの青みの茶色のお肌に見えます。
白目や歯とのコントラストがはっきりとして、印象的でドラマティックなイメージとなります。

日焼けするとパーソナルカラーが変わるのか

結論としては、日焼けでパーソナルカラーが変わることはありません。
その理由は、皮膚や髪の毛の構造が関係しています。

パーソナルカラー診断は、その人が元々持っている皮膚の色、髪の色、目の色を見て、お似合いの色やスタイルを診断するものです。
では、それらの色はどうやって作られているのでしょう?

日焼けとパーソナルカラーの関係性

日本人の皮膚の特徴

人間の皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっていて、それぞれ数層から数十層の細胞が積み重なってできています。
そのうち「基底層」に肌の色を左右する「メラノサイト」と呼ばれる色素細胞があり、メラニン色素を作り出します。

日本人には、白人に比べてメラニン色素が多く存在しています。
メラニン色素が多ければ、肌は黒くなりますが、肌を黒くすることで、紫外線の侵入を防ぎ、肌を保護しています。
そのため、日本人は白人に比べて、肌にシミやそばかすしわが比較的少ないのです。

日本人の髪の特徴

髪も同様に外側から「毛小皮」「毛皮質」「毛髄質」という3重構造になっており、髪の毛を作る「毛母細胞」の間にメラノサイトという色素細胞があり、これが髪の毛の色を決めるメラニン色素を分泌します。分泌されたメラニン色素は、髪全体の95%を占める「毛皮質」に沈着しています。

髪の色は、メラニン色素の種類、大きさ、量によって決まります。
メラニン色素が多いと髪は光を吸収して黒く見えます。逆に少なければ光を反射して白く見えます。
メラニン色素の種類は2種類。日本人の髪の色は真メラニンによって黒褐色に、欧米人のブロンドは亜メラニンの影響です。

日焼けしてもパーソナルカラーが変わらない理由

現代は髪の色もブリーチやヘアーで、カラコンを入れれば虹彩の色も変えられますが、肌の色で、日焼けの度合いはひとそれぞれでしょう。
つまり、色白の方が日焼けをしようとしても、赤くなって皮がむけてしまい、それほど急激に色を変えることは難しいと思います。

なぜなら、肌の色が変化するかどうかは、もともと持っているメラニン色素の量によるからです。
どんどん小麦色の肌になれる方は、元からある程度の色をお持ちの方だと思いますので、それほど急激な変化は少ないと思います。

まとめ

基本的なベースやシーズンの変化は、このような理由で「無い」といえます。

例えば、老化や腎臓などの機能低下で顔色が黄色や茶色く変わってしまうような極端な場合であっても、基本的なベースやシーズンの変化までには至りません。

また、診断のシーズンの色は日本人の肌に合わせた色合いで作られています。
もともと黄色人種の私達が黄色い肌をもっている前提での似合う色が集められているということも理由の1つです。

シーズンの中の似合う色の変化(明るさか変化するなど)は、多少あるかもしれませんので、その際はご自分のシーズンの中の色で調整していただくと良いでしょう。